王城の地

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バンフーオンラインショップの田中です。

先日、平日に有給休暇をいただきました。
あまり平日に外出する機会がないので、
なかなか行けないところに一人で好きなように行ってみようということで、
ぶらりと新幹線に乗って京都へ行ってきました。

私が好きなものといえば、新選組。

幕末動乱、王城の地で治安維持のため組織された非正規の警察部隊・新選組。
戊辰戦争から約150年経ってもまだその足跡は残っています。
局長の近藤勇や副長の土方歳三は写真が現存するのでイメージがありますが
その他の隊士はほとんどが写真がないです。
その分、それぞれの容姿や逸話が出来上がってテレビや小説で様々な物語が作られています。

JR京都駅を降りて西本願寺を抜けて向かった先は、今でもその風情を残す島原遊郭。
その大門が今でも残っております。
当時この辺では新選組隊士の刃傷沙汰が絶えず、
けが人が出たり店が壊されたりという話が残っています。

 

そして門を潜って歩いていくとその先は、壬生・八木源之丞邸。

当然邸内も見学しました。
写真撮影不可なので邸内の画像はありませんが、当時の筆頭局長・芹沢鴨暗殺の壁画。
室内の鴨居に刀跡が残っています。
この刀跡は剣の天才・沖田総司が卑怯な闇討ち・暗殺に逡巡して、渾身の一刀を振り下ろす時
誤って頭上の鴨居を打ち付けてしまったものではないかと言われています。

その後、京都御所や平安神宮などブラブラしながら最後に寄ったのが例によって清水寺。
平日でもメチャメチャ混んできました。

清水寺を降りていくと下には滝があります。

この滝に毎月8のつく日にはお茶に使う水を汲みに医者の娘がきていたそうで
その娘を好きになったけど、遠くから見ているだけだったのが、新選組一番隊組長・沖田総司。

また清水寺から壬生の屯所へ戻る途中に古びた刀屋があり、この店の主人が
沖田総司に惚れ込んで渡した刀が菊一文字則宗。
この菊一文字を出し惜しんで敵を逃がしたために、
その敵に仲間が殺され怒った沖田総司が一人で五人を斬り捨てる話・・・・。

おそらくどの話も後世の作家が脚色をつけているので真偽のほどは不明ですが
今でも様々な話が残っています。