こんにちは!
飯田橋店の山口です。
今まで色々とトーンカーブについてお話をさせて頂いてきましたが、
最後にスキャンのハイライトセットアップ的な使い方に触れたいと思います。
スキャンのセットアップは、
ハイライトの設定→シャドウの設定→中間のカーブの設定→カラーコレクションの調整・・・
といった流れが一般的かと思います。
色補正においても、
スキャンのセットアップのように全体から細かい部分を見ていけば、
よりスムーズに補正の作業を行えるように思います。
この中でもハイライトとシャドウの設定は、
濃度のレンジ設定と色被りの補正に関係してくるのでとても大切な工程だと思いますので、
ぜひ色補正にも取り入れたい所です。
では、ここで一番最初に使っていた花の画像に戻って進めて行きたいと思います。
次にこれに対して、描画モードのスクリーンを70%適用しました。
次はこれに対して、ハイライトセットアップ的な補正をトーンカーブで行います。
ところで、今回の色補正のPhotoshopのカラー設定なのですが、
こんな感じで、ごくごく一般的な設定となっています。
ここで、CMYKのカラースペースは「Japan Color 2001Coated」となっていますが、
これは日本の枚葉印刷機用の汎用的なプロファイルということです。
輪転用なら「Japan Web Coated (Ad)」が一般的かと思います。
今回の色補正は、Web表示用なのでどちらでも良いのかも知れませんが、
長年印刷用の補正をしていてRGBの補正でもCMYKの色のバランスを見てしまう習性があり、
「Japan Color」のほうがやり易いのでこちらを選んでいます。
長くなりそうなので今週はここまでです。実際の補正は次週行ってみたいと思います。
ではまた来週