夏の風物詩といえば!

いつもバンフースタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
本社スタッフ山下と申します。
暑い日が続いていますね、そんな時こそ夏の風物詩、怪談!
なかなか外に出ることができない現在、怪談で涼をとってみるのはいかがでしょうか。
そこで、ホラー・怪談本をいくつかご紹介したいと思います。

『怪談レストラン 1〜50』 (怪談レストラン編集委員会編 童心社)
 児童文学のシリーズで、ホラーを題材としたオムニバスになっています。
 児童書と侮るなかれ、ゾッとする日本のみならず世界の話が集められています。
 タイトルの通り、レストランというコンセプトに沿っており目次がメニュー表風で
 ワクワクしてしまいます。
 また、1〜50巻それぞれにテーマがありテーマに沿って綴られています。
 各巻が独立していますので、どこから読んでも大丈夫!

『鬼談百景』 (小野 不由美著 角川文庫)
 読者から寄せられたという怪談が百物語形式で淡々と並べられています。
 1話はそれほど長くはなく、1駅の間に一編読めてしまいますので、
 長い話を読み続けられないという方や通勤中のお供におすすめです。
 読了後は実話怪談らしいなんともいえない意味のわからない不気味さを味わえます。

『残穢』 (小野 不由美著 角川文庫)
 前述の『鬼談百景』が前史に当たり、99話までの『鬼談百景』に対し本書が
 100話目になっています。単体でも十分怖いですが、『鬼談百景』から読むことを
 おすすめしたいと思います。ざっとあらすじをご紹介しますと、作者と同様の
 プロフィールを持つ作家”私”が東京郊外のマンションで起こる怪異に迫っていく
 という内容になります。
 ドキュメンタリーのようなお話の進み方になっており、(モキュメンタリー)
 フィクションともノンフィクションともつかないような不安感に襲われます。

『日本現代怪異辞典』 (朝里 樹著 笠間書院)
 これまでご紹介してきた本とは少し趣が異なりますが、
 皆さまが一度は聞いたことがあろう都市伝説や、全く聞いたことのない地方で
 有名な怪異の話など約千種類以上の怪異がまとめられています。
 辞典のタイトルの通り大きく厚めの本ですが、ひとつの怪異に対する文量が
 著者の怪異に向ける熱意を感じさせます。読み応え抜群です。
 
他にもここではご紹介できなかった素敵なホラー本がいっぱいあります…。
ぜひお近くの書店でホラー本をお手にとってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。