刀剣鑑賞

こんにちは、本社営業スタッフの堀です。
突然ですがみなさんはどんなきっかけで博物館や美術館へ行きますか?
興味を惹かれる展覧会、好きな作品や作家…
足を運ぶきっかけはいろいろあると思います。

そんな私はとあるゲームをきっかけに
刀の美術館に行くようになりました。


ゲームがきっかけの割に、
展覧会にあわせて旅行を計画することも増え趣味の一部になってきました。


私は歴史も、刀にも詳しいわけではありませんが…
それでも足を運べば数時間は居座ってしまうほど刀剣鑑賞を楽しんでいます。


今回はそんな刀剣鑑賞の魅力を素人視点で簡単に紹介したいと思います!

刀のイラストで上のようによく刃の部分を三層で色分けされるのを見かけませんか?

いくつか鑑賞ポイントが分かれるのですが、
①色が暗い一層目(イラスト上側)を【棟(むね)】=峰(みね)
②中心の二層目(イラスト真ん中)を【地・地鉄(じがね)】
③最も薄い色(イラスト下側)を【刃文(はもん)】で分けられます。


【刃文】
1番鑑賞でわかりやすいのは【刃文】をみることです。
(私はこの波打つ模様は知る前は反射で出るものだと思っていたのですが………笑)


実物は反射ではなくしっかり白い模様が浮き出ています。
焼き入れによって生じる模様で、
あえて模様が出るよう作っているものも多いです。


まっすぐな線のものから大きく波打つような模様まで様々ですが、

真っ直ぐな白い模様 を【直刃(すぐは)】
直刃以外の全ての模様 を【乱刃(みだれば)】 と呼びます。


……ここからさらに細かく模様に名前がついているので、
興味があったら調べてみてください。笑


【地鉄】
2番目に見て欲しいのは【地鉄】です。
角度を変えてよくみると反射してうっすらでる模様を確認することができます。

木目のような模様が浮き出るため、
板目肌(いためはだ)、柾目肌(まさめはだ)といった木目の名前で分けられます。

………文字だとさっぱり伝わりません!笑
興味ある方はぜひ実物のきれいな刀をみて模様を見比べてみてほしいです。


他にも、刀の来歴(持ち主や逸話)、
刀工、時代等、、鑑賞の視点も無限大です。

私のような浅い知識でもこんなに楽しいなら
歴史に詳しい人の楽しみ方はさらに無限大なはず…!

長くなりましたが最後に、
個人的に刀剣鑑賞におすすめの博物館・美術館を紹介します。
都内から近・中・遠距離で上げてみました。
  
東京国立博物館様 →https://www.tnm.jp/

佐野美術館様(静岡県三島市)→https://www.sanobi.or.jp/

森記念秋水美術館様(富山県富山市) →https://www.mori-shusui-museum.jp/


特に佐野美術館と森記念秋水美術館は
刀が中心の展示になっているので刀剣鑑賞にとてもおすすめです。



これ以外にもまだまだたくさん刀剣鑑賞できる場所がたくさんあります…!
知らないところもたくさんあるのでこれからもいろいろな新しい場所に足を運んでいきたいと思います。

そんな私はゲームとのコラボの展示も欠かせないので、
コラボがあればまた足を運んでしまうでしょう…

展示会コラボの楽しみといえばパネル撮影も楽しみのひとつですね!




※こちらの圧巻のパネル展示は福岡市博物館様(http://museum.city.fukuoka.jp/)特別展「侍展」時のものです。(現在は会期は終了しております)

コラボ展示といえば……等身大パネル!(?)
等身大パネルといえば……?