カテゴリー別アーカイブ: ぐっさんの簡単レタッチ術

ぐっさんの簡単レタッチ術 その4

こんにちは。
ぐっさんこと飯田橋店の山口です。

前回はシャドウ・ハイライトの簡易版のダイアログで色補正を行ないました。

今回は詳細版のダイアログについて見ていきたいと思います。
まずは簡易版のダイアログを出しまして
シャドウ簡易版ダイアログ文字入れ
詳細オプションを表示にチェックを入れます。

すると、このように詳細ダイアログが出ます。
シャドウ・ハイライト詳細設定デフォ

このように色々と入力する項目が出てきますが、ごく簡単
にお話しますと階調の補正の強弱や修正の及ぶ範囲を、
シャドウ側とハイライト側とで個別に調整したりできます。

あと、画像の彩度やコントラストも調整できるようですね。

少し詳しくお話しますと、
基本的には量を増やすとシャドウ側は明るく、ハイライト側は暗くなります。

幅の値を小さくすると狭い範囲に、値を大きくすると広い範囲に適用されます。

「半径」は各ピクセルがシャドウに含まれるのか、ハイライトに含まれるのかの判断を
隣接するピクセルによって決定しています。その隣接するピクセルの領域のサイズを
設定できるのが「半径」とのことです。(adobeのHPを参考にしました)

例えば元画像がこんなだとして・・・
202

シャドウ側は明るくしたいけど、ハイライト側はあまり変えたくないな・・・
という場合は

シャドウ・ハイライト詳細設定実例50%用

このようにシャドウだけでなくハイライトにも数値を入れてあげると

シャドウ〜数値変更後不透明度100%

このように、シャドウ側は明るくなりましたがハイライト側は明るくなりすぎなくなりました。と、いうよりちょっとやり過ぎて少し暗くなってしましましたね・・・

言葉で説明すると分かりづらいですが、各コマンドのスライダを動かすとリアルタイムで画像が変化していきますので、色々動かして良い感じのところを探せばよいように思います。

で、やり過ぎたらワンパターンですがレイヤーの不透明度で調節!
ですかね・・・

さて、今回はこの辺で
次回はトーンカーブについてです。

ぐっさんの簡単レタッチ術 その3

こんにちは
ぐっさんこと飯田橋店の山口です。

前回はレイヤーの描画モードについて説明させていただきました。

次はシャドウ・ハイライトについて2回に分けてお話ししたいと思います。

まずは、前回このような画像を・・・
もと

レイヤーの描画モードのスクリーンを使って下のように補正しましたが・・・
スクリーン1

次はこの画像にシャドウ・ハイライトを適用してさらに補正を加えます。

今回の作業の流れですが・・・
イメージ→色調補正→シャドウ・ハイライトを選びます。
イメージ→色調補正→シャドウ〜

シャドウ・ハイライトとは
逆光時や光量が不足している状況下での撮影で、画像の暗い部分が黒くつぶれてしまった場合の補正に大変便利なコマンドです!
画像全体だけでなく、シャドウ側とハイライト側の階調を別々に調整できるんです。

シャドウ簡易版ダイアログ

すると、上のようなシャドウ・ハイライトの簡易版のダイアログがでます。

今回はこのデフォルトの設定のまま画像に適用しました。

すると
シャドウ〜デフォ100%適用画像

このように画像全体が明るくなりましたが、特にシャドウ側の調子が出て
きました。

今回はシャドウ側の調子をちょっと復活させたかったので
不透明度20%のパレット

シャドウ・ハイライトを適用したレイヤーの不透明度を20%にして
201

控えめな効き具合になるように使用しました。
それにしても、レイヤーの不透明度って便利ですね!

ではお話が長くなりましたので、今回はこの辺で失礼いたします。

次回はシャドウ・ハイライトの詳細設定のダイアログを見ていきます。

ぐっさんの簡単レタッチ術 その2

こんにちは!

ぐっさんこと飯田橋店の山口です。

前回このような暗めの画像を色補正して、補正の簡単な流れを
お話させていただいたのですが・・・
補正前1

今回から補正の細かい内容についてお話ししていきます。

色補正といえばまずトーンカーブを思い浮かべる場合が多いかと
思いますが、今回のようにとても暗い場合はレイヤーの描画モードの
スクリーンを使うのも簡単で便利です!

パレットスクリーン

今回の補正では、まず背景のレイヤーをコピーして、描画モードを
スクリーンに して、かつレイヤーの不透明度を70%にしてみました。

ところで、レイヤーの描画モードなんですが・・・

上のレイヤーと下のレイヤーをどの様に重ねるのかを調節するモードなんです。
下のように色々あるのですが

ピクチャ-1

このうち色補正では、

上下のレイヤーの色を掛け合わせて暗いカラーにする乗算
(adobeのサイトでは、複数のマーカーペンで描画したような効果が得られます)
との記述があります。
乗算

乗算とは逆に画像が明るくなるスクリーン
(adobeによると、複数の写真スライドを重ね合わせて投影したような効果が得られます)
とのことです。
スクリーン

暗い部分はより暗く、明るい部分はより明るくなる乗算とスクリーンを
組み合わせた結果になるオーバーレイ などが便利なのではないかと思います。
オーバーレイ

レイヤーの不透明度を変化させれば効き具合が変えらるので微調節もできますね!

トーンカーブなどを使うと、とても暗い画像を補正すると画像が
荒れてしまったりすることもあるかと思いますが、レイヤーの描画
モードを使うとそのリスクも減らせるように思います・・・

明るすぎる画像には乗算

暗すぎる画像にはスクリーン

眠すぎる画像にはオーバーレイ

を試されてみてはいかがでしょうか?

では今回はこの辺で失礼します
次回はシャドウ・ハイライトによる補正についてです。

ぐっさんの簡単レタッチ術 その1

はじめまして!

飯田橋店のオペレーターの山口です。
「簡単レタッチ術」と題しまして色補正の基本的なお話をさせていただくことになりました。

ここで簡単に自己紹介を、私、ぐっさんこと山口は2002年に帆風に入社しスキャンオペレーターを担当しております。
帆風のスキャニングサービスでは、色補正・ゴミ消しもサービスで行っているため、ご依頼いただいたお客様のおかげで、色補正に関する知識もいろいろと積み重ねさせていただきました。
このブログを通じ、少しでもお客様への恩返しが出来ればと僭越ながら今回ブログのコーナーを担当させていただきました。
以後、よろしくお願いいたします!

ところで(急に本題ですが・・・)、デジタルカメラで撮影する際、日中に屋外で撮影するとたいていはきれいに撮れると思いますが、部屋の中の撮影だと難しくありませんか?
光量が不足していたり、光源が複雑だったり・・・

補正前

こちらのが室内で撮影した写真ですが、カメラ任せで撮影すると暗くて色も茶色っぽくなってしまいます・・・
そんなことって良くありますよね!

そこで、Photoshopを使用して色補正を行いました。

補正後1

今回の補正は描画モードとシャドウ・ハイライトとトーンカーブの機能を使用しました。
細かい補正の内容についてはまた次回ご紹介していきます。

 

データにお困りの際は「帆風飯田橋店」へ!