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印刷に適した保存形式はどれ? 画像の拡張子ごとの特徴は?

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印刷に適した保存形式はどれ? 画像の拡張子ごとの特徴は?

パソコンなどでファイルを扱うとき、ファイル名の後ろに「.jpg」、「.gif」、「.png」などの英数字が付いていることをご存知でしょうか。

これは「拡張子」と呼ばれ、そのファイルがどんな形式のデータなのかを表しています。
拡張子は音声や画像など扱うフォーマットによって名称が異なりますが、画像データの拡張子にもさまざまな種類があり、その形式によって、印刷に適しているものとそうでないものがあります。

今回は、印刷に適した保存形式を知るために知っておきたい、画像ファイルの拡張子について紹介します。

    目次

  1. 画像の拡張子とは?
  2. 印刷に適した画像とは?
  3. 画像の拡張子ごとの特徴
  4. 拡張子のまとめ

画像の拡張子とは?

私たちが普段使うパソコンの中には、さまざまなファイルが保存されていますが、そのファイルの種類や形式を表しているのが、「拡張子(かくちょうし)」と呼ばれるものです。

拡張子は、ファイル名の後ろに、ピリオドで区切られた3~4文字程度の英数字によって、画像、音声、動画、プログラムの実行ファイルなど、さまざまなデータの種類を表しています

画像ファイルで使われる拡張子は、jpg(jpeg)、png、gifなどが一般的ですが、見た目が全く同じ写真であったとしても、拡張子によってその保存形式は異なります。

それぞれに特徴がありますので、仕事でデザインや印刷に関わる方は、その違いをしっかりと理解しておくことが大切です。

印刷に適した画像とは?

印刷に適している画像は大きく分けて2つ条件があります。

画像の解像度

1つ目は解像度です。

印刷がきれいに仕上がる解像度は、使用する実寸サイズで解像度350dpiです。
一方、Web上の画像はきれいに見えますが、通常は解像度は72〜96dpi程度です。

このように用途によって画像の解像度がそれぞれ設定されており、Web表示用よりも、印刷物の方が一般的に大きな解像度を必要とします。

ただ、デジカメやスマホで撮影された解像度の高い写真そのまま使用すると、データ容量が大きくなってWeb表示に時間がかかったり印刷データが重くなったりしてしまうので、用途や使う画角によってトリミングや解像度を編集して使用するのが良いでしょう。

以下の記事でも解像度について詳しく説明しています。

>【解像度とdpi】印刷のために画像解像度を設定しよう

画像の色(カラーモード)

2つ目は色です。

後述するGIF形式は色数が少ない保存形式で例外ですが、フルカラーで階調が豊かな画像でもカラーモードという要素があります。

カラーモードにはRGBとCMYKがあります。一般的に、RGBはパソコンのWebやモニター等の画面表示、CMYKは印刷物(紙媒体)等で使用されます。

後述の保存形式によっては、Web表示用専門の形式のため、RGBのカラーモードでしか保存できないものあります。

以下の記事でも解像度について詳しく説明しています。

>カラーモードで印刷するときのRGBとCMYKとは?

解像度と色については、家庭用のカラープリンタやオフィス複合機でプリントする際にはあまり意識することはありませんが、印刷会社に発注する際にはチェック項目に含まれてる事が多いです。
また、OfficeのWordやPowerPointの場合はCMYKの画像を扱えないため、印刷会社で印刷前にCMYKに変換したPDF校正を必ず確認しましょう。

画像の拡張子ごとの特徴

画像データを使うとき、印刷用データとして使うのか、Web上で使うのかなど、用途によって最適なファイル形式は異なります。

ここでは、拡張子ごとの特徴を紹介しながら、印刷に適した拡張子について説明します。

jpg(jpeg):ジェイペグ

「jpg(jpeg)」は、JPEG形式と呼ばれるフルカラー(1,677万色)に対応した画像形式のファイルに付けられる拡張子のことです。一部のデータを切り捨てて圧縮する、「非可逆圧縮」の保存形式となっています。
※非可逆圧縮は、圧縮前と、圧縮後に展開(解凍)したデータとが完全には一致しないデータ圧縮方式。圧縮の過程でデータの一部欠落や改変を許容することで高圧縮できますが、データを展開(解凍)しても元のデータと完全には一致しません。

JPEG形式のメリットは、画質を維持したまま、画像の容量を小さくすることができること。そのため、デジタルカメラで撮影された写真のほとんどがこのファイル形式を使っています。

デメリットとしては、データを保存するごとに圧縮されるため、画質が劣化しやすいということ。圧縮方法の仕様上、図形やキャプチャなどの画像が粗くなりやすいという点です。

このような特徴から、JPEG形式は元データをそのまま印刷する場合と、元データとして画像編集ソフトで加工するのには適していますが、JPEG形式のまま編集や保存を繰り返してから印刷するようなケースには向いていません。

印刷適正:★★☆ Web適正:★★☆
印刷用途として使用する場合は、①データサイズの大きなJPEG形式の元データを用意し②画像編集ソフトで印刷に必要な実寸サイズと適切な解像度(通常のオフセット印刷で350dpi)、およびカラーモードをCMYKに設定して③PSD形式またはTIFF形式で保存しましょう。

png:ピング

「png」は、PNG形式と呼ばれるフルカラーに対応した画像形式のファイルにつけられる拡張子のことです。JPEG形式とは異なり、圧縮をした後でもデータを復元できる「可逆圧縮」の形式です。

PNG形式のメリットは、画質の劣化が全くないことや、透明はもちろん半透明機能も使えると言う点です。切り抜き加工した画像としてWebで使用できます。

デメリットとしては、JPEG形式よりもファイルの容量が大きくなってしまうことが挙げられます。

また、PNG形式はインターネットで使われることを目的とした拡張子であるため、印刷には不向きです。印刷所によっては、PNG形式に対応していなかったり、推奨していなかったりすることもあります。

印刷適正:★☆☆ Web適正:★★★
PNG形式そのままでは印刷用途として推奨されません。
印刷用ととして使用する場合は、①できるだけサイズの大きなPNG形式のデータを用意し②画像編集ソフトで印刷に必要な実寸サイズと適切な解像度(通常のオフセット印刷で350dpi)、およびカラーモードをCMYKに設定して③PSD形式またはTIFF形式で保存しましょう。

gif:ジフ

「gif」はGIF形式と呼ばれる、最大256色まで保存可能な画像形式のファイルに付けられる拡張子です。主にイラストやアイコンなど、インターネット上で広く使われています。

GIFのメリットは透明が使用可能なこと、GIFアニメと呼ばれるアニメーションにも使えること、シンプルな画像の場合にファイルサイズをコンパクトにできることなどです。

デメリットとしては、使える色数が少ないため色数の多い写真やイラストなどの階調の表現では劣る点です。画質が粗くなり印刷には不向きです。

印刷適正:★☆☆ Web適正:★★★
GIF形式そのままでは印刷用途として推奨されません。
印刷用途として使用する場合は、①できるだけサイズの大きなGIF形式のデータを用意し②画像編集ソフトで印刷に必要な実寸サイズと適切な解像度(通常のオフセット印刷で350dpi)、およびカラーモードをCMYKに設定して③PSD形式またはTIFF形式で保存しましょう。
ただし、GIF形式の画像の色数は256色です。写真などの色が多い階調があるGIFデータを編集しても、印刷用に階調を取り戻すことはできないため注意が必要です。

tiff(tif):ティフ

「tiff(tif)」はTIFF形式と呼ばれる画像形式のファイルにつけられる拡張子のことです。

TIFFのメリットは画像データを圧縮せずに保存することで画像が劣化せず、JPEGよりもきれいに印刷できるという点で、印刷物などに広く使われています。

一方のデメリットとしては、無圧縮のためファイルサイズが他の拡張子と比べて格段に大きくなってしまうという点です。
インターネットにも対応していません。

印刷適正:★★★ Web適正:★☆☆
印刷用途として使用できます。
画像編集ソフトで印刷に必要な実寸サイズと適切な解像度(通常のオフセット印刷で350dpi)、およびカラーモードをCMYKに設定した状態のTIFF形式(またはPSD形式)で保存しましょう。

bmp:ビーエムピー

「bmp」は、BMP形式と呼ばれるMicrosoft Windowsに対応する画像形式です。Macユーザーにはあまり馴染みがないかもしれません。

BMPのメリットは、無圧縮のファイル形式で、画像の劣化がない点です。

デメリットとしては、無圧縮のためにファイル容量が大きくなってしまう点です。
インターネットにも対応していません。

印刷適正:★★☆ Web適正:★☆☆
BMP形式そのままではRGBモードでしか扱えないため、印刷用途として使用する場合は、①できるだけサイズの大きなBMP形式のデータを用意し②画像編集ソフトで印刷に必要な実寸サイズと適切な解像度(通常のオフセット印刷で350dpi)、およびカラーモードをCMYKに設定して③PSD形式またはTIFF形式で保存しましょう。

psd:ピーエスディ

「psd」は、Adobeの画像編集ソフト・アプリケーション「Photoshop(フォトショップ)」で作成・編集した画像を保存する、「PSD形式」と呼ばれるファイル形式に付けられる拡張子のことです。

PSDのメリットとしては、画像を保存するときには圧縮し、再びファイルを開く時には解凍するため、容量を軽くすることができること。
Photoshopで作成した調整レイヤー等の情報も保持したまま保存できます。

一方のデメリットとしては、Adobeのアプリケーションを持っていない場合は開くこともできない点が挙げられます。

PSD形式は、保存・展開をするときにデータが劣化しないため、主に印刷用データとして使われます。反対に、インターネットでは画像表示ができません。

印刷適性:★★★ Web適正:★☆☆
印刷用途として使用できます。
画像編集ソフトで印刷に必要な実寸サイズと適切な解像度(通常のオフセット印刷で350dpi)、およびカラーモードをCMYKに設定した状態のTIFF形式(またはPSD形式)で保存しましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。
>データ作成時のご注意点

拡張子のまとめ

これらをまとめると、印刷に適した拡張子は「.jpg(.jpeg)」「.tiff」「.psd」の3つとなります。
また、Web表示に適した拡張子は「.jpg(.jpeg)」「.png」「.gif」の3つとなります。

上記の内容を参考にして、元データの有無や画像の編集方法、最適な保存方法を確認しておきましょう。

\ 拡張子を知って最適な印刷をしましょう /

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