DM(ダイレクトメール)を使った販促活動が成功したかどうかは、反応率によって決まります。そして、この反応率に大きく影響するのが、「開封率」です。では、開封率がアップする「読んでもらえるDM」を作るためにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、DMの開封率をアップするためにできることを詳しくご紹介していきます。
DM(ダイレクトメール)を使った販促活動を行う際には、費用対効果をその都度しっかりと把握する必要があります。DMの作成にはコストがかかるわけですから、何らかのメリットがなければ配布する意味がありません。費用対効果を知る最も簡単な方法としては、「反応率」の計算がおすすめです。
反応率というのは、DMを受け取った方のうち商品を購入したり、サービスを利用したり、何らかのアクションを起こした方の割合を指します。
計算方法は非常にシンプルで、「DMを見て反応してくれた人の数(件数)÷配布したDMの枚数×100」で算出することが可能です。
DMの反応率=
DMを見て反応してくれた人の数(件数)÷配布したDMの枚数×100
例えば、ダイレクトメールを200通送付して、10人のお客さんが来店して商品を購入してくれた場合、10÷200×100=5で反応率は5%となります。
では、反応率を上げるためにはどうしたら良いのでしょうか。ここで重要になるのが「開封率」というわけです。どんなに素晴らしいDMを作成したとしても、読んでもらえなければ意味がありません。
反応率を上げるためには、まず「読んでもらえるDM」を作成して、開封率をアップさせることが不可欠なのです。
DMの反応率に大きく影響する「開封率」ですが、多くの人に読んでもらえるDMを作成するにはどうしたら良いのでしょうか。開封率をアップさせる具体的な方法を見ていきましょう。
「ティーザーコピー」というのは日本語で「じらし広告」のことです。キャッチコピーは商品のベネフィットやスペックなどを可能な限り魅力的な表現で伝えますが、ティーザーコピーは、商品やサービスの詳細を伝えず、わずかな情報だけで消費者の好奇心や興味を刺激するコピーのことです。例えば「全商品半額!」や「今だけポイント10倍!」など、手にとった人が何らかのお得感を得られる一文を添えることで開封率を上げることができるのです。
「ドアオープナー」とは、封筒の中に商品サンプルやノベルティなどを入れたり、封筒の窓からクーポンなどを見せることで、消費者の興味や好奇心を刺激し、「開けてみたい!」と思わせる手法です。ティーザーコピーと同じく開封率を上げるのに効果的な仕掛けのひとつです。
DMを読んでもらうためには、受け取った人に手間をかけさせない工夫も大切です。封筒の端にミシン目加工を施したものなら、受け取った人がその場で簡単に開けることができますし、透明な封筒なども開封率アップの効果が期待できるでしょう。
DMにひと手間かけることで特別感を演出するのも、開封率アップに効果的でしょう。例えば、手書きのメッセージを添えてみたり、料金後納郵便ではなく敢えて切手を貼ったりという方法もおすすめです。
DMは少しの工夫で開封率が大きくアップする可能性があります。DMを作成する際には、上記の内容をぜひ参考にしてみてください。
前の記事
飲食店やヘアサロンなど、お店を開業するときは、オープンしたことを知らせる宣伝用のチラシを作成して、できるだけ多くのお客様に来ていただくことが理想です。では …
次の記事
広告宣伝や販売活動のツールとして有効な「DM(ダイレクトメール)」ですが、どんなに素晴らしいデザインのDMを作ったとしても、「送って終わり」では意味があり …