飲食店やヘアサロンなど、お店を開業するときは、オープンしたことを知らせる宣伝用のチラシを作成して、できるだけ多くのお客様に来ていただくことが理想です。では、集客効果の高いチラシを作るためには、どうしたら良いのでしょうか。今回は、お店のオープンを宣伝するチラシをデザインするときに知っておきたいポイントを、詳しく解説します。
せっかくチラシを配るなら、それを見て来てくれるお客様が多いほど嬉しいものです。チラシを配布した後に、問い合わせや来店など、お客様から何らかの反応があった割合のことを「反応率」と言いますが、実際に、お店のオープンを宣伝するチラシを配った場合の反応率はどのくらいか、ご存知でしょうか?
オープンするお店の業種によって多少の違いはありますが、平均的な反応率は0.01%ほどだと言われており、決して高いとは言えません。しかし、この反応率はチラシの枚数や配布する場所といった要素や、チラシそのもののデザインによっても左右されます。つまり、オープンを宣伝するチラシの反応率を上げるためには、チラシの中身を工夫することが不可欠なのです。
では、お店のオープンを宣伝するチラシをデザインする場合、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。具体的なポイントをご紹介しましょう。
ターゲットを絞りきれていないデザインのチラシをどれだけ多く配布しても、読み手の目を引き付けることはできません。まずは集客したいターゲットを決めて、その年齢層や性別、ライフスタイルの人が興味を引くようなメッセージを届ける方が、大きなインパクトを与えます。
お洒落なデザインであることを最優先した結果、何のお店か全く分からない、というチラシを見たことはないでしょうか。オープンを宣伝するチラシは、そのお店の存在を初めて紹介するためのものですから、チラシをパッと見ただけで、何のお店なのかが分かることが重要です。例えば、ヘアサロンであれば「ヘアサロン」と明記し、飲食店であれば「イタリアン」や「ステーキハウス」などと明記するだけで、チラシはとても読みやすくなります。
初めて配るチラシには、お店の詳細な紹介文やオープンに込める思いなど、ついたくさんの情報を詰め込みたくなってしまうもの。ですが、それらはできるだけ抑え、必要な要素以外、できるだけ情報を削ぎ落とした、シンプルなものに仕上げるようにしましょう。
先ほどの「お洒落なデザイン」によって、何のお店かわからないこともマイナスですが、伝えたい情報を盛り込みすぎるのも、読み手が疲れてしまうので問題です。あくまでも、集客したい人にとって必要な情報を意識して、要素を選ぶようにしましょう。
では、オープンを宣伝するチラシに載せるべき情報とは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、業種を問わず載せるべき情報についてご紹介します。
オープンを知らせるための情報として、最も大切なものです。お店の名前と同様に、できるだけ目立つように配置しましょう。
せっかくお店に興味を持ってもらっても、場所が分からなければお客様はたどり着くことができません。お店の住所と地図は必須情報です。裏路地など、少し入り組んだ場所にお店をオープンした場合は、最寄り駅からお店までの行き方を記載すると、より分かりやすくなります。
オープン時の集客率を上げるためには、割引クーポンやオープンを記念したお得な情報などをチラシに掲載するのもおすすめです。
インターネットでの情報発信が当たり前となった現在、お店のPR用としてホームページやSNSを活用されている方もいるでしょう。ホームページはもちろん、ブログやSNSの情報も、必ずチラシに掲載しておきましょう。URLやSNSのIDを載せる他に、QRコードを載せてインターネットの情報にアクセスしやすくするのも一つの方法です。
お店のオープンを宣伝するチラシは、今後の集客にも関わる大切なものです。上記の内容を参考にして、集客効果の高いチラシを作成してみてください。
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