年末になると、お付き合いのある企業へカレンダーを配る、もしくはお付き合いのある企業からカレンダーが配られる習慣が定着していますね。年末には各企業の営業マンが、カレンダーを手に、忙しく取引先を回る姿を目にするようになります。それでは、なぜ企業がカレンダーを配るようになったのでしょうか。ここでは年末に企業が自社のカレンダーを作り、配るメリットについて紹介します。
年末になると「今年も一年お世話になりました」と営業マンが取引先へ挨拶回りを行います。しかし、手ぶらで取引先へ挨拶をするには少しばかり気まずい点もあり、手軽に作れるカレンダーが年末の挨拶の道具やきっかけ作りとして、使われるようになりました。「カレンダーをお渡ししたいので……」という理由で、お客様への接触もしやすくなります。
また、自社のロゴや連絡先を入れることでPRツールとして使うこともできます。1年間カレンダーを置いてもらうことで、企業の存在を覚えてもらうというメリットもあります。
カレンダーを持参して挨拶をするタイミングですが、一般的には11月末から12月中旬までに行っている企業が多いようです。あまり早すぎると、カレンダーを付け替える時期までに失くされてしまう可能性があります。また多くの企業は年末の大掃除をするタイミングでカレンダーを変更するため、逆に遅すぎるとすでに付け替えられた後で、使う場所がないからと捨てられてしまう可能性もあります。各企業も年末になればなるほど忙しくなりますから、12月の早いタイミングで配るのがベストと言えるでしょう。
年末の挨拶に使うカレンダーを持参してくる企業は1つだけでなく、たくさんの会社のセールスマンがカレンダーを持って訪れます。中にはライバル会社もいるでしょう。そんな状況でお客様がすべてのカレンダーを使うのかと言われると、そうではありません。大半は従業員が持ち帰るか、最悪の場合は捨てられてしまう可能性もあります。そこで、お客様に会社で使ってもらえるようなカレンダーデザインにする必要があります。そのためのデザイン作成のコツを紹介します。
カレンダーは自社の広告塔の意味も兼ねていますが、あまりに会社名を大きくしすぎると、アピールが強すぎて返って悪い印象を持たれる場合があります。さりげなく控えめに自社をアピールするようなデザインを心がけましょう。
ポスターではなく、カレンダーだということを念頭に入れましょう。デザイン性ばかりにこだわりすぎると、結局使えないカレンダーとして捨てられてしまいます。ある程度日付や曜日の視認性を良くし、メモなどが入れられるような空白欄があると良いでしょう。曜日はもちろん、祭日なども表記されているものが便利です。
大きいカレンダーはそれだけインパクトも大きくなりますが、各オフィスや部署に1つあれば良いものです。ですから1人ひとつデスクの上に置いて使う卓上カレンダーのほうが、社員の方に使ってもらえる可能性は高くなります。卓上タイプのカレンダーも、日付や曜日の視認性を良くし、メモ欄を入れられるようにするなど実用的なデザインにすると良いでしょう。
このようにカレンダーは年末の挨拶の理由として使うだけでなく、企業の広告やPRツールとして使えるメリットがあります。今回は、年末での仕様用途について紹介しましたが、もちろん年末だけではなく、4月始まりのカレンダーなら、年度末に配布することもできます。Vanfuでは、大型の金具付きから卓上タイプまでさまざまなカレンダー印刷サービスを行っておりますので、こだわりのカレンダーを作りたい方はぜひご相談ください。
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