ポスター印刷といえば、プロが手掛けたデザインを、お金をかけて大量に印刷するものというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。ところが最近の印刷会社では、1枚から、お手頃な価格でオリジナルのポスターを作れるサービスが登場しているんです。今回は、インテリアのアクセントにしたり、大切な方へのプレゼントにしたりといった、おしゃれな自作ポスターの活用法について説明します。

目次
1. 自作ポスターは意外と手軽に作れる
2. お気に入りの1枚を部屋に飾ろう
3. 大切な人にベストショットをプレゼント
4. お店やイベントのイメージアップに

1.自作ポスターは意外と手軽に作れる

「ポスター」と聞いて、まず思い浮かべるのはどのくらいのサイズでしょうか？ ちなみに、ポスターのサイズは、コピー用紙と同じA判、B判か、その範囲内の変形サイズが一般的です。オフィスなどでおなじみのA3サイズより大きいものだと、下記のようなサイズがあります。

• B3：364×515mm電車の車内広告のサイズです
• A2：420×594mmA1の半分、畳んだ新聞の1枚分です
• B2：515×728mmCD・DVDや化粧品のポスターなどに多いサイズです
• A1：594×841mm新聞の見開き1枚分です
• B1：728×1030mm駅などで掲示される縦長の広告ポスターのサイズです
• A0：841×1189mm新聞の見開き2枚分です
• B0：1030×1456mm駅などで掲示される横長の広告ポスターのサイズです

広告用ではB1サイズやB0サイズのポスターも珍しくありませんし、室内に飾るためのポスターでもB3～B2くらいの比較的大きいサイズが定番。そうなるとオフィス用のプリンターや複合機ではなかなか印刷できないサイズですね。そのため、オリジナルのポスター作りはコストがかかるイメージがあります。印刷会社に頼むとなると、さらにハードルが高いと感じる方も多いようです。
ところが、インクジェット出力のポスターなら、1枚だけでもOK。納期を急がなければ、室内用のB3サイズポスターで2,000円程度から印刷することができるんです。
これほど手軽にオリジナルのポスターが作れるなら、いろいろ活用法がありそうですよね。続いては、自作ポスターの楽しみ方をご紹介していきましょう。

2.お気に入りの1枚を部屋に飾ろう

一眼レフで撮ったベストショットはもちろん、最近はスマートフォンのカメラも高性能になっていますから、ある程度大判のサイズで印刷しても大丈夫。お気に入りの1枚や、SNSで評判のよかったショットなどを使って、お部屋に飾るおしゃれなポスターを作ってみてはいかがでしょうか。
スマホや記録メディア、SNSからパソコンへ写真データを保存し、PDFファイル形式で保存し直せば入稿データ（印刷会社へ渡す印刷用のデータ）として使えます。一手間加えたい場合は、スマホからパソコンへ保存する前に、写真アプリを使って明るさや色味調整、フレーム追加などの加工を施しておいてもいいでしょう。パソコンで文字やデザインパーツなどを載せたい場合は、Microsoft WordやPower Pointでデザインして入稿データを作ることもできます。ただし、Microsoft Officeのソフトの一部には印刷できるサイズが限られているものがあるので、事前に印刷会社へ確認しておきましょう。
もちろん、Adobe IllustratorやIndesignを使った入稿データでもポスターは印刷できますから、本格的に画像を加工して、とっておきの1枚を作るのもおすすめです。

3.大切な人にベストショットをプレゼント

ご自身やお友達の結婚式のためのウェルカムボードを手作りしたいけれど、絵心やハンドクラフトの心得がなくて……という人にもオリジナルのポスターがおすすめです。事前に撮った写真や思い出の写真を用意して、文字やデザインパーツを加えれば、パソコンと印刷費だけで素敵なウェルカムボード用のポスターが作れます。さらに、オプションでパネルに入れてくれるサービスもあるので仕上がりも安心です。
七五三や発表会、ハロウィンの仮装など、お子さんの晴れ舞台の1枚も、キラキラしたデザインパーツをのせたり、英字でカッコよく名前を入れて、アイドルのポスター風に仕上げたりしても楽しいですね。かしこまって撮った写真ももちろん素敵ですが、スター気分で思いっきりキメたお子さんの姿を残しておくのも、いい記念になりますよ。余分に作っておじいちゃんやおばあちゃんたちにもプレゼントすれば、家族みんなで楽しめることうけあいです。

4.お店やイベントのイメージアップに

おすすめメニューやキャンペーンのお知らせ、会場案内などといったお店やイベントの掲示物も、ポスターサイズで大きく作っておけば、手書きやプリンターで出力したものよりも目に留まりやすくなります。オプションのラミネート加工を施せば、傷や汚れも防げて安心です。
デザインの心得がある方なら、お店のインテリアに合わせたポスターをオリジナルで作るのも、イメージアップにつながります。おしゃれなポスターに、さりげなく店名やロゴを入れておけば「オリジナルで作っているんだ！」と注目されるきっかけになるかもしれませんよ。

絵を描いたり、本格的にデザインできなくても、写真を撮ったり、アプリで加工するだけで楽しめるオリジナルのポスター制作。手作りインテリアの感覚で、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。

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