SNS予約が主流の今でも、紙のチケットは特別なイベントの記念品として根強い人気があります。
「少部数じゃ無理かも…」「ミシン目や通し番号が難しそう…」
そんなお悩みの方に向けて、この記事では10枚から作れるチケット印刷の方法や、手作り感も出せる工夫をまとめました。
ライブや上映会、ウェディングにもおすすめのチケット作成術、ぜひご覧ください。
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コンサートや舞台、イベント、テーマパークや映画のチケットを、記念に取っておくという人は多いのではないでしょうか。チケットには日付やイベント名・作品名、会場などの情報が入っているため、後から見返して「あのときは……」と、楽しかった記憶を呼び覚ますきっかけにもなります。ちなみに、コンサートなど一部の公演では、プレイガイドやコンビニで発券された一般的なデザインのチケットを、その公演オリジナルのデザインが施された記念チケットと交換してくれるサービスなどもあるようです。
もし、自分自身がイベントを開催する側となったら、記念に残すためにも、多くの人が来てくれるよう誘うためにも、ぜひオリジナルのチケットを用意したいところ。有料のイベントではもちろんのこと、たとえ無料のイベントであっても、チケットがあると思うと、気持ちが違うものです。
また、音楽や映画、舞台が好きなカップルなら、チケットは2人の趣味を共有できる、楽しい瞬間の象徴でもあります。結婚式の招待状に音楽コンサート風のチケットを添えたり、披露宴の席札を映画のチケット風にしたりと、オリジナルのチケットをウェディングアイテムにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
チケットには決まったサイズや体裁はありませんが、一般的には、長方形の紙に概要(イベントや公演、映画のタイトル、出演者、日時、会場、入場料、主催者や問い合わせ先、注意事項など)を掲載し、入場の際に端の一部を切り取って「入場済」の印とすることが多いようです。切り取る部分は、手だけで簡単に切り取れるようミシン目を入れてあるのが定番です。
また、コンサートや舞台など、チケットの種類によっては、半券(切り取った後のチケット)と切り取る部分の両方に「001」や「A-001」などの通し番号が振られていることがあります。この番号は、チケットの枚数を管理する、座席を指定する、入場順を管理するといった役割に加えて、チケットの流通を管理する(番号によって誰・どこから販売・譲渡されたチケットかわかるようにする)といった使い方もできます。イベントなどでは、この番号をプレゼントの抽選に使ったりすることもあるようです。
オリジナルのチケットを作るには、基本的には厚手の紙に概要や通し番号を印刷し、扱いやすいサイズにカットすればOKです。もっと手軽に作りたいなら、あらかじめミシン目が入った、チケット制作専用の家庭用プリンター用紙も販売されています。
手作りの温かみを出したいときは、日付や通し番号に、数字のスタンプや回転式のナンバリングスタンプを使えば、レトロで味のある雰囲気に。飾り枠などのスタンプを使って、デザインに手作り感をプラスするのも素敵です。
ミシン目を好きな位置に入れたい場合は、家庭用のミシンに太めの針を付けて空縫い(糸をかけずに縫う)すると、特別な道具がなくてもミシン目を入れられます。また、ミシン目専用のロータリーカッター(刃が回転するカッター)も、数百円ほどで購入できます。
先にご紹介したオリジナルチケットの作り方は、スタンプやミシン目カッターを使う場合はもちろん、印刷するにしてもデータ上で1枚1枚に番号を振らなければならず、作る枚数が増えるごとに作業が大変になります。
また、手作りですから仕損じて失敗することもありますし、よほど器用な人でなければ、仕上がりもなかなか「コンサートのチケットっぽく」だったり、「まるで舞台のチケットのように」仕上げるのは難しいものです。
そして料金や対価が発生するチケットの場合、デザインによっては「誰でも安価に材料を手に入れ、複製できてしまう」といったことも問題になりかねません。
そこでおすすめなのが、印刷会社で制作するオリジナルチケットです。印刷会社に頼むとなると、何百枚も制作しなければならないと考えがちですが、実はきれいなミシン目やナンバーが入ったチケットを、たった10枚から作ることができます。
印刷会社で作ったチケットは、仕上がりがきれいで高級感があるのはもちろん、家庭用プリンター用紙とは違う紙を使うので、複製防止にもなります。
必要なチケットの枚数が多い場合にもコストパフォーマンスが高く、個人利用でも十分現実的な選択肢になります。
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