キャンペーンなどに合わせて、オリジナルのノベルティを配布するというショップが増えています。アパレル業界でのこうしたノベルティの活用にはどんな意味があり、そしてどんなノベルティがお客様に喜ばれるのでしょうか。おすすめのノベルティについて紹介します。
ノベルティはアパレル業界と親和性が高いマーケティング手法です。「好きなブランドのノベルティをもらうと嬉しい」という声は多く、それが限定品であればお客様の中でノベルティの価値がさらに増します。ノベルティを配布することは新規のお客様に対する自社ブランドのアピールにも役立ちますが、既存のお客様のブランドに対する親近感や愛着度をアップすることにも大きな効果があります。
また、アパレル業界におけるノベルティは5千円以上購入した場合に進呈……などと条件を設けて配るのが通例です。この方法は「あと◯円購入すればノベルティを進呈」といった販売方法につながり、ノベルティアイテムの希少性が生まれると同時に客単価のアップも期待できます。
男女共通のノベルティとして考えられるものには、ハンカチ、トートバック、タンブラーなどがあります。ノベルティは「あると便利」なものを用意することが原則です。こうした日常的に使うものにブランドロゴなどをさりげなくプリントして配ることで、ブランドイメージを自然に訴求できます。
また、少し変わったところでは、マシュマロやクッキーなどのお菓子に直接、ロゴなどをプリントしたノベルティもあります。お菓子類は食べればなくなってしまいますが、こうしたユニークなお菓子であればもらったときのうれしい記憶とともに、SNSにあげてブランド名の拡散につながることもあります。
男性向けのノベルティには、どのようなものが挙げられるでしょうか。汎用性が高いものはネクタイやネクタイピン、カフスボタンなどです。男性は一般的に、ビジネスシーンでも使えるような実用性のあるノベルティを好む傾向にあります。ネクタイピンやカフスボタンはセットとして用意するのも良いでしょう。また、靴べらとしても使えるシューホーンキーホルダーなど、持っていると便利なアイテムも人気があります。
女性向けノベルティでは化粧ポーチやバッグ、折り畳み傘などのグッズ、ストール、アクセサリーなどのファッションアイテムが定番です。女性に対しては実用性も大事ですが、可愛いもの、きれいなものをセレクトしたほうが喜ばれます。ロゴやキャラクターなどをセンス良くプリントして、欲しいと思ってもらえるようなノベルティにすることを心がけましょう。また、アイテムをあまり大量に用意しすぎず、限定の数にしてしまえば希少価値を演出でき特別感も醸し出せます。量が必要なときは種類を増やして、そこから選べるといった工夫をすることも一つの方法です。
ノベルティを考えるときの基本は、どのようなものであればお客様に喜んでもらえるか、お客様の立場に立って企画をすることです。アパレル業界らしい、お客様がもらって嬉しいと感じるような、センスのあるノベルティを用意してください。
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