名刺といえば、自分の名前や連絡先のほか、所属や団体名など書き入れた自己紹介カードのことで、ビジネスの場で広く使われています。しかし今日では同人の場でも名刺を作る人が増え、コミケやイベントなどで名刺交換をする姿を見るようになってきました。同人用の名刺にはどのようなことが書いてあり、どのように作っているのでしょうか? 今回は同人用の名刺の作り方について学んでいきましょう。
ビジネスでも同人の世界でも名刺の用途としては同様で、自分を紹介するためのツールとして使われています。同人の場では共通の趣味を持った人と交友関係を広げることが目的です。そして、自身やサークルの宣伝に使うことができるのもメリットの1つといえるでしょう。
名刺には、ビジネスでは所属先や電話番号などといった情報を記載するのが一般的ですが、同人ではメールアドレスやSNSのアカウント情報などを記載することが多いようです。その情報を元にパソコンやスマートフォン上から、気軽に交友関係を結べるのも魅力ですね。
また、同人活動だけではなくコスプレイヤー、コスプレカメラマンなどコスプレ界隈でも名刺を持つ人が多くなり、撮影会やコスプレイベントなどで手軽に自己紹介するツールとしても使われています。
同人用の名刺は、ビジネス名刺とは記載する内容が異なります。電話番号や住所などの個人情報まで記載してしまうと、思わぬトラブルになるケースもありますので、注意するようにしてください。同人用の名刺に記載したほうが良い内容について、まとめました。
所属しているサークル名やペンネーム(ハンドルネーム)などを記載しましょう。同人用の名刺で本名が使われることはほとんどありません。
過去に制作した同人誌のタイトルや、自分が描いているイラストなども情報となるので、入れておくのもいいですね。また、グッズ頒布サークルであればグッズの写真や使用したイラストを入れておくと、普段の活動が伝わりやすいでしょう。
自分のWebサイトやブログなどを持っている方は、そのWebサイトのURLも記載しておきましょう。QRコードを載せて、スマホのカメラから簡単にそのWebサイトへアクセスできるようにしておけば、訪れてくれる方も増えるかもしれません。連絡用のメールアドレスがある場合は、何かあったときに連絡が取れるようにそちらも含めて記載すると良いでしょう。
今現在活動しているジャンル、または過去に活動していたジャンルを記載します。名刺を見た方が好きなジャンルが同じだと分かれば、さらに交友関係を広げるきっかけになるかもしれません。
Twitterやpixiv(ピクシブ)、Instagramなど、SNSを公開している場合は、アカウント情報も記載しておきましょう。ただし、個人情報が特定できるようなプライベートなSNSアカウントは公開しないようにしてください。
同人用の名刺を作成する際に、パソコンのイラストソフトなどで作成される方が多いと思います。最近は、家庭用のプリンターでも名刺印刷ができるような名刺用シートなども売られており、手軽に自宅で名刺が作れるようになりました。
とはいえ、印刷所で印刷したほうが格段に美しい印刷ができます。特にカラーイラストは印刷によって仕上がりに大きく差が出ます。
印刷所であれば、名刺に使う紙も特殊紙や特殊加工を選択することができるため、よりオリジナリティの高い名刺を作ることができます。こだわった名刺を作りたいのであれば、印刷所で作成するのがおすすめです。
名刺のデザインに悩んだら、印刷所のほうで用意しているテンプレートもあるので、印刷所に相談してみてください。
オフ会などで初めて会う人たち同士の最初のご挨拶として、手軽かつ丁寧な印象を与える名刺は同人の世界でも活躍しています。上記を参考に、こだわりの同人用の名刺を作ってみてはいかがでしょう。
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