網点を構成するドットが微細であるため、連続階調が美しく再現でき、細部の再現性が高まることや、AMスクリーンのようにトーンジャンプが発生しないので調子の変わり方が柔らかい繊細な色の表現ができるなどのメリットがある。デメリットは、ハイライト部でドットが飛び気味になりザラツキ感がでるので、肌色等の荒れなど粒状性が見られることや、ドットサイズが15〜20μmと小さいため、刷版、印刷工程での再現性を維持することがAMスクリーンより難しくなることである。
FMスクリーニングは、これらの問題点に対してスクリーニング自体の改善がおこなわれ、またDTP出力機器やCTPなどデジタル機器の進化により刷版や印刷機側の諸条件も整備され普及が進んでいる。カレンダーやポスター、美術書の印刷などに使われることが多い。