フラットベッド(型)スキャナは、平面(型)スキャナともいい、平面なガラスの上に原稿を置いて CCDセンサーが走査して入力作業をおこなうタイプのスキャナである。円筒形のドラムに1枚ずつ原稿を送る従来のドラム型スキャナに比べて、安価で操作性や作業性がよく個人や一般企業で使用するレベルから、数百万円する製版用フラットベッド(型)スキャナまで幅広く多彩な機種が存在している。DTPの画像入力装置としてよく使われ、基本的には反射原稿に対応しているが、透過原稿を読みとるための装置をオプションとして備えている機種もある。
CCDは電荷結合素子と訳され、受光素子が光から発生した電荷を読み出すための回路素子のことであり、この機能を利用して画像を電気信号に変換するのがCCDセンサーである。ラインセンサー(1次元イメージセンサー)とイメージセンサー(2次元イメージセンサー)があり、スキャナにはラインセンサーが使われ、ビデオカメラやデジタルカメラにはイメージセンサーが使われる。