印刷用語集
シャープネス制作・製版・刷版
強調写真やイラストの絵柄の境目がボケてかすれたり、にじんだり、ギザギザになっていたりせず、滑らかでありながらシャープに見える鮮明な画像に仕上げるのがシャープネスである。絵柄の境界部分は濃度変化があり、境界の濃度差がシャープネスの尺度となる。鮮明な画像ほど細部の情報が多く、境界部分の濃度差が大きいほどシャープネスも強まる。写真を印刷すると、少しシャープさに欠けた感じに仕上がるためシャープネスをかける。
しかし絵柄によっては強くかけない方がよい場合もある。人の肌物は弱めに、メタリック的な物は強めにするとよい。スキャナではシャープネス処理をおこなうために、光学式ボケマスクを使う機種と、電気的処理のピーキングを使う機種がある。