印刷用語集
青焼き校正校正
鉄塩類の感光材を塗布し乾燥させた専用の未感光紙と、製版の終わった集合フィルムを重ねて密着露光すると、ポジフィルムの黒化した画線部は感光せず、画線部以外の透明な部分だけ光が透過し感光する。その後水洗いをおこなうと、感光した部分は青く発色し未感光の画線部が白く抜けた陰画状態の校正紙ができることから、これを青焼きまたは青焼き校正という。
写真などの微妙な階調再現は校正できないが、全紙大でも一度に感光できる大判の感光紙であるため、文字やレイアウト、面付けの校正には十分使用可能である。青1色のネガ状態に感光するため単色印刷に利用された安価な校正方法である。
古くから建築など設計図の複写などに用いられており、青写真、藍焼き、ブループリントともよぶ。