色修正 【印刷用語集】

印刷用語集

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色修正制作・製版・刷版



CMYの色材を作る時不純物が混じるため、完全なCMYのインキはできない。しかも、インキの特性は国やメーカーによって微妙に異なっている。そのためにプロセスカラーインキの分光特性の理論値と実際の値の差を補う必要がある。

また、撮影時の光源や感材の特性の違いにより画像のカラーバランスが実際と異なるため望んだ色に再現されないケースもある。このインキの欠点を補正するためと、希望の色再現を得るためにおこなうのが色修正である。カラーコレクションともいう。

スキャナでは、カラーコレクション回路(カラーコントロール回路ともいう)で補正をおこなう。印刷の1次色であるシアン、マゼンタ、イエローや、2次色である赤、緑、青紫を調整することにより、シアン版、マゼンタ版、イエロー版、ブラック版(墨(スミ)版)の4版それぞれ単独に色修正できる。機種によっては、3次色のダークブラウンや肌色の濁りを取るライトレッドの色修正機能を持つものもある。
「制作」の関連用語
色修正
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