網点 【印刷用語集】

印刷用語集

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網点印刷



印刷の濃淡表現は、紙にインキの着いている面積と着かない紙の白地部分の面積比率による、人の目の錯覚を利用した疑似的な濃淡再現でおこなわれている。この疑似濃淡を作り出す、天地左右均等間隔に並んだ大小のインキの点を網点という。

この点が小さければ白地の面積比率が高くなり淡い色として目に映る。点が大きければ白地の面積比率が低くなり濃い色として目に映る。点がさらに大きくなって白地部分がなくなりインキが全面を覆い尽くした状態をベタという。

白地とインキの着いた部分の面積比率で濃度を表す。単位は%で、全くインキの着いていない状態が濃度0%、濃度100%がベタとなる。濃度指定は、一般的に10%刻みでおこなうが、現在のDTP環境下では1%単位での指定も可能である。ただし、印刷物上では1%単位の指定通りの完全な濃度再現はむずかしい。
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