単色ダブリは、単色刷りで発生するダブリ現象であり、版胴からブランケット(胴)にインキが転移する際に、機械的なガタや胴同士の調整不良の原因により、正規の位置からズレて転移することで起こり、ダブリに規則性がある。用紙の流れ方向と同じ向きにダブルのを天地ダブリ、流れ方向と直角方向にダブルのを横ダブリという。
オフセットダブリは多色刷りで発生するダブリ現象であり、前のユニットで刷られた用紙上のインキが、後のユニットのブランケット(胴)に再度転移される際に微妙にズレた位置に転移し、次の用紙に薄く刷られることによって起こり、1枚ごとにダブリの方向や濃度が変わり規則性がない。