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印刷用語集

膜面

製版フィルムにおいて膜下フィルムの感光材が塗布されている面を膜面といい、塗布されていない反対側の面をベース面という。

両方の面の見た目の違いは、膜面は感光材が塗布されているため光沢が少なくなっているが、ベース面は光沢が強いことである。正面から見ると見分けにくいが、蛍光灯などの光源に面を当てて斜めから光源の反射具合を見比べると分かる。それで分からない場合は、不要な黒く感光している部分をカッターなどで軽く削ると分かりやすい。

感光したフィルムを正面から見て表面がベース面の状態で絵柄が正像となっているものを膜面下、膜下といい、オフセット印刷用の刷版の原版となる。

同じく表面がベース面の状態で絵柄が逆像となっている(表面が膜面の状態では絵柄が正像となる)ものを膜面上、膜上といい、凸版印刷などに用いる刷版の原版となる。