第16回 バンフー 年賀状デザインコンテスト

結果発表

小野寺朝さん

※画像をクリックすると作者と審査員のコメントがご覧いただけます。

作者のコメント

グラニュレーティングカラーズという分離色の絵の具を使って描きました。不思議な馬のデザインですが、あえて和風に寄せずに、絵本の一ページのようなイメージで仕上げています。ありきたりな年賀状に飽きている方に良いかなと思っております。

審査員（大河原健太氏）

多くの応募作品が並ぶ中で、本作はひときわ目を引きました。特に印象的だったのは、作者コメントの「ありきたりな年賀状に飽きている方へ向けて、絵本の1ページのようなイメージで制作した」という明確なビジョンです。他の作品との差別化への意識と、それを支える確かな表現力が、受賞につながったと思います。

垣内武さん

作者のコメント

【2026~きっと、うまくいく~】ぱっと見は、富士山と朝日。でもよく見ると、それは馬と白いたてがみ。大胆なトリミングとざらついた質感が、静けさと遊び心を引き立てます。最後にそっと添えた「2026」が、ユーモアを引き締めるアクセントに。視点を変える楽しさと、新年への期待を込めた一枚です。

審査員（藤田樹氏）

一見、オーソドックスな構図ですが、配色やバランス、アイデアに秀逸さを感じます。また日本の伝統文化をより上質に感じられる質感にもこだわられていて一層、完成度が高くなっています。2026も控え目に入れることで、よい引き締めになっています。

佐藤さん

作者のコメント

馬はとてもまんまるだと感じたので、まんまるでおめでたい馬をデザインしました。

審査員（中山貴夫氏）

正円の中に整然と、丁寧に描かれた馬が印象的な作品です。シンプルながら、おめでたい配色とシンボリックな描写によって、太陽や鏡餅といった縁起物をも連想させます。スタイリッシュで、思わず手に取ってじっくり眺めたくなるデザインですね。

shu さん

作者のコメント

リラックスした馬がヨガのような不思議なポーズでストレッチ。たてがみと尻尾で「ウ」、後ろ足で「マ」。「ウマ」の文字を表現しています。柔軟なのびのびとした思考で楽しくヘルシーに一年を過ごせますように、と願いを込めました。

審査員（小野裕子氏）

着想を活かした構成に仕上がっています。モチーフのバランスや配色の扱いに個性を感じます。馬の4本それぞれの足と胴体のデフォルメが、伸びやかに整うとさらに目を引く作品になると思います。また、立髪に隠されて表面には出てこない胴体のラインも感じさせるよう心がけていただけるとイキイキとした躍動感が出てきます。

ヤマモトヒカルさん

作者のコメント

秋田県の伝統工芸品で、無病息災や商売繁盛を願う「イタヤ馬」をモチーフにデザインしました。また、左向きに飾ること(左馬)で幸運を呼ぶとされています。年賀状とともにイタヤ馬が幸福を送り届けることで、新たな一年のより良い幕開けとなれば思います。

審査員（大河原健太氏）

無病息災や商売繁盛を願う、秋田県の伝統工芸「イタヤ馬」をモチーフに制作された本作。コンセプトとヴィジュアルのバランスが秀逸で、斜めのグリッド構成と厳選された配色が強い視覚的効果を与えています。周囲を囲むギザギザも、画面にリズムを加えており、見ていて楽しい作品でした。

杉本花さん

作者のコメント

「競走馬だって正月くらいはだらだらしてもいいじゃない」疾走感のある馬のイメージとは裏腹に、ゆるいタッチで制作しました。仕事や学校で忙しい人も、正月くらいはちゃんと休みましょう。

審査員（中山貴夫氏）

競走馬のイラストはスピード感や迫力を強調するものが多いですが、この作品ではトラックの芝の上でだらけている馬たちの姿が、何とも言えずゆるくて愛らしいです。そばに散らばったニンジンからは、楽しい宴会の余韻が伝わってくるように感じられます。こんな年賀状を受け取ったら、思わず心がほっこり温まりそうですね。

佐藤茉優希さん

作者のコメント

キリリとした馬の精悍さを雪山の頂に例えて、さわやかな１年の幕開けを感じられるようなデザインを目指しました。馬のたてがみを雪に見立て、テクスチャを施しています。登頂している人影をビビッドな暖色でまとめ、それ以外を青空の色に合わせることで冬の冴えた空気が伝わるようなコントラストを意識しました。年賀状を受け取った方に、どんなチャレンジも楽しんで乗り越えられるような元気を届けられれば幸いです。

審査員（藤田樹氏）

真っ青な空が爽やかで、緊張感のある断崖絶壁をモチーフに鮮やかなコントラストが美しい作品です。登頂写真も上手い差し色になっていて秀逸。文字が空の広さを消してしまっているので無い方が尚、広がりある作品になったでしょう。

渡辺雪乃さん

作者のコメント

今年も「うまい！」と笑いながら、ごはんが食べられる日々が続きますように。おいしい一年にしていきましょう。

審査員（戸田俊作氏）

今回、「アイデアの独創性や面白さ」と「それを表現するビジュアライズ力」という2つの観点で審査させて頂きました。この作品は、見た瞬間に「これは一本取られた！」と思わず唸ったデザインでした。馬の蹄しか描かれていないのに、しっかり馬の存在が感じられる表現手法も見事だと思います。

※画像をクリックすると作者と審査員のコメントがご覧いただけます。

開さん

作者のコメント

新しい年の始まりに送る、送られる年賀状が1年の間ずっと飾っていたくなるようなイラストだと嬉しいと思い、本作を制作しました。どこか懐かしく、柔らかなタッチで馬の穏やかさや温和な性格を表現しています。贈られたその人の1年に寄り添うイラストを目指しました。

岐阜各務野高等学校

山口みかさん

作者のコメント

簡易的でありながらも可愛らしいデザインを目指しました。色も暖色系を使い、見た人が温かさを感じられたらなと思い制作しました。

作新学院高等学校

秀浦あやのさん

作者のコメント

年賀状ということで、正月に飾られる門竹と馬を合体させました。馬のたてがみを葉にし、おでこには扇子をつけて、可愛らしい構成にしました。年賀状が届いた人がホッコリするようなイラストを目指しました。

kasa さん

作者のコメント

｢ウマ｣の文字で、馬の体から立ち上る湯気をモチーフに、生命力を表現しました。

玉澤泰成さん

作者のコメント

日本古来の落ち着いた温かみのある配色を採用し、次の年を覗き込む馬の様子を表現しました。円と直線のみで構成することで、シンプルながらも洗練されたデザインに仕上げています。また、受け取った際に思わず手が止まるようなインパクトのある構図を意識し、視線を引きつけるデザインを目指しました。馬の姿勢や視線の向きにもこだわり、希望や新たな未来を感じさせるような演出を加えています。

HAL東京

Woo Suryeong さん

作者のコメント

2026年は赤馬の年だ。馬は強靭さの象徴であり、広い草原を駆ける姿は自由を表す。また、馬は私たちが願う場所へと導いてくれる動物でもある。目標に向かって矢のように打ち出され、前進する馬のように、力強く進む新しい年であることを願っている。

和田万里奈さん

作者のコメント

シンプルなラインのイラストとグリーンを使用した爽やかな年賀状。

宮森優人さん

作者のコメント

「駆け抜ける、新年。」馬の視点から見た箱根駅伝をモチーフに、躍動する足音とともに、新年の幕が勢いよく開く。午年のスピードと駅伝の熱気を重ねた、疾走感あふれるデザインにしました。

彩藤成美さん

作者のコメント

「午」は直線と小さな円で表現できることに気づいて、太陽の登った空を「午」で表現しました。送った人ともらった人の1年が晴れやかなものでありますように。

京都市立美術工芸高等学校

吉田みさきさん

作者のコメント

見れば見るほどたのしいデザインにしたいと思い、細かさがありつつも調和した背景を描き、メインは、めでたく正月らしいしめ縄の中に来年の干支である午が浮かび上がって見えてくるように描きました。

エリゼタンさん

作者のコメント

2025年を迎え、馬は新たな年の扉を優雅に踏み入れます。そのたてがみには数字の「2」が、尾には「6」が描かれ、まるで新しい始まりを象徴するかのようです。このアートワークは、シンプルな線と三色のコントラストを巧みに用い、馬と数字の美しい調和を表現しています。新年の希望と可能性を感じさせる、洗練された作品となっています。

TOMOKA OKADA さん

作者のコメント

角が富士山になっているユニコーンのイラストです。ユーモアが感じられるよう制作しました。

深井青さん

作者のコメント

おせち料理を食べている馬です。お正月に半纏を着てコタツでご飯を食べている思い出を元にアクリルガッシュで描いた絵を撮影しデータにしました。

東京デザイナー・アカデミー

藤田和実さん

作者のコメント

馬の可愛い面白い顔をインパクトある形で描きました。新年から笑顔になれるデザインに仕上げました。

ルルさん

作者のコメント

幸せを運ぶマトリョーシカをモチーフにしました。明るい年になるようにpopな配色にし、2026年とかけて、6頭の馬を制作しました。

g design 08 さん

作者のコメント

馬の力強さと、口を開いた時の剽軽な表情。馬の持つ特有の雰囲気を出せるよう制作しました。楽しく一年を駆けていける様にとの思いを込めています。パーツごとに配置した福笑いのイメージで仕上げました。正月のモチーフを入れ込んだ遊びのあるデザインにしており、お馬さんの顔を見て、受け取った人が笑顔になってくれたらと良いなと思います！

北海道芸術高等学校

木本もかさん

作者のコメント

馬を被ったら新年を謹んでお祝いしだした！？！？ちょっとシュールで可愛い

三宅七奈さん

作者のコメント

昔から馬と人との関係性は切っても切れません。交通手段、軍事、農耕、宗教などがありますが一番は馬の優しさに人々は支えられて来たんだと思います。そんな暖かく優しい馬の雰囲気をイメージして制作しました。年賀状を受け取った方に馬の優しさが伝わり、心が温かくなれば嬉しいと思います。

名古屋モード学園

塚本智允さん

作者のコメント

午年の年賀状は「飛躍」をテーマとして作品制作しました。私にとっての馬のイメージは大地を力強く踏みしめ、飛び越える「飛躍」のイメージが強いからです。そのため飛躍のある年になるよう、柵や壁を飛び越える様子を「馬」という漢字を使ったタイポグラフィで表現しました。

island nori さん

作者のコメント

前からやってみたかったテセレーションに挑戦しました。たくさんの馬が駆けて行くイメージでお正月に元気を届けたいです。

ものづくり教室みずたま

中島寧香さん

作者のコメント

カラフルなねんがじょうで、馬がかくれているねんがじょうです。

今井麻弥さん

作者のコメント

未知に挑戦するという意味を込めて、誰も踏んだ跡がない雪原を歩く馬を描きました。

河原デザインアート専門学校

香西結音さん

作者のコメント

「馬が上手く擬態している」とクスッとなれるようなユーモアがあるのをコンセプトに制作しました。「ん」が付く食べ物は縁起がいいとされてるため、馬✖️好物を融合しました。また、めでたい気持ちを持ってもらう為、黄色やオレンジなどの暖色系、緑は彩度を上げ、イメージを持ってもらうようにしました。

森澄怜さん

作者のコメント

ずっと見ていても飽きないよう抽象的な形をたくさん入れました。届いた時に目を引いて、取っておきたくなるような年賀状になっていればいいなと思います。

井上真萌さん

作者のコメント

馬をシンプルな図形でポップに表現しました。デザインの中には「ウマ」の文字も組み込んでいます。

関西文化芸術高等学校

見並薫さん

作者のコメント

お正月のおめでたい雰囲気を目指しました。チャームポイントは、頭の上のみかんです。

岡山県立倉敷工業高等学校

守安沙羅さん

作者のコメント

素敵な1年になりますように

北村友莉さん

作者のコメント

左右対象のイラストで、ポップで親しみやすい年賀状デザインをイメージしました。

日本アニメ・マンガ専門学校

某アノ子さん

作者のコメント

れっかの部分を足跡にしたら面白いかなと思い、馬に協力してもらって書き初めをしたようなものにしました。

HAL東京

稲葉乃愛さん

作者のコメント

2026年は午年。馬車、軍馬、競走馬…とどの時代でも活躍してきた大地を駆け巡る動物です。この動物の一番魅力を感じる瞬間はやはり立て髪や尻尾をたなびかせながら走る様だと感じています。更に馬は走る際に空中に浮いている瞬間もあることから、「飛翔」をイメージした年賀状をデザインしました。

※画像をクリックすると作者のコメントがご覧いただけます。

審査員 - 総評 -

小野裕子氏

昨年を上回る応募数となり、とても嬉しいことです。寄せられた作品も着想や表現方法が多様な午年の年賀状デザインコンテストとなりました。ありがとうございます。画力の高さ、構成の巧さを感じさせる作品が多く、選びがいがありました。審査する私たちも新年を迎えるハッピーな気持ちを先取りさせていただきました。

結果発表

小野寺 朝 さん

垣内 武 さん

佐藤 さん

shu さん

ヤマモト ヒカル さん

杉本 花 さん

佐藤 茉優希 さん

渡辺 雪乃 さん

開 さん

岐阜各務野高等学校

山口 みか さん

作新学院高等学校

秀浦 あやの さん

kasa さん

玉澤 泰成 さん

HAL東京

Woo Suryeong さん

和田 万里奈 さん

宮森 優人 さん

彩藤成美 さん

京都市立美術工芸高等学校

吉田 みさき さん

エリゼ タン さん

TOMOKA OKADA さん

深井青 さん

東京デザイナー・アカデミー

藤田 和実 さん

ルル さん

g design 08 さん

北海道芸術高等学校

木本 もか さん

三宅 七奈 さん

名古屋モード学園

塚本 智允 さん

island nori さん

ものづくり教室みずたま

中島 寧香 さん

今井 麻弥 さん

河原デザインアート専門学校

香西 結音 さん

森 澄怜 さん

井上 真萌 さん

関西文化芸術高等学校

見並 薫 さん

岡山県立倉敷工業高等学校

守安 沙羅 さん

北村 友莉 さん

日本アニメ・マンガ専門学校

某アノ子 さん

HAL東京

稲葉 乃愛 さん

審査員 - 総評 -

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