版下 【印刷用語集】|ネット印刷通販 バンフーオンラインショップ

印刷用語集

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版下プリプレス/制作、製版、刷版



後工程である製版工程に渡すための完全原稿のことを版下という。厚手のケント紙や方眼紙のようなマス目の入った専用の版下台紙(単に台紙ともいう)の上に、仕上がり寸法や製版寸法通り原寸でトンボとなる罫線を引き、レイアウト指定通りに組版された写植や活版から作った清刷りなどの文字を、後で剥がすことができる専用糊で貼り込む。そして製版工程での写真の貼り込み位置に罫線を引いてアタリ罫とし、イラスト、図表などを指定位置に貼り込み版下を完成させる。版下のことをフィニッシュともいう。

この版下作成作業をフィニッシュワークという。版下は、製版工程で専用カメラでモノクロの専用フィルムに撮影するため白い台紙の上に黒い文字や線だけで作られる。その上にトレーシングペーパーをかけて、濃度指定や色指定、そして図版や階調原稿への指定など製版作業の指示が書き込まれる。文字を主体とした校正が終了し校了になり、次工程である製版工程へ完全原稿となった版下と校了紙、他の原稿をまとめて移し(版下)下版(げはん)となる。
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