フレキソ印刷(flexography) 【印刷用語集】|ネット印刷通販 バンフーオンラインショップ

印刷用語集

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フレキソ印刷(flexography)プレス/印刷



現在では凸版印刷方式の主流は、フレキソ印刷に移行している。フレキソ印刷の版は、合成ゴムや感光性樹脂でできた柔軟性(フレキシブル)を持った凸版である。フレキソ印刷は元々パッケージ印刷用に開発された印刷方式であり、弾力性があり粗面への印刷が容易であり、版材も軽量であるため印刷機も簡便なもので済む。紙パックのような紙器印刷や、ダンボール類の表面への印刷、テーブルナプキンやトイレットペーパーのような薄紙印刷など、一般的な印刷用紙以外への印刷に幅広く用いられている。当初は網点線数も低く印刷品質的には劣るものであったが、現在は150線以上へ対応するなど、品質が向上している。

その特徴は、水溶性インキを使えるので環境対応の印刷となっていることや、インキ供給装置が複雑ではないため高速印刷が可能なこと、版が比較的安価で印刷ロスが少なく小ロット印刷にも対応しやすいなどのメリットがあり、欧米ではオフセットに次ぐ印刷方式となっている。
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