PPフィルムには、クリアタイプとマット(つや消し)タイプがある。マットタイプはキズが目立ちやすく透明度が落ちるので、予めそれを考慮に入れて仕上がりを予想し使用することである。実用書のような派手目のデザインの多いクリアタイプの本と並んだ場合、マットは目立たなくなる。分かった上で他と差別化するために利用するのであれば問題はない。
書籍実用書は書店店頭での傷み、委託期間後の返品時の汚れなどの保護という意味もあり、カバージャケットへのPP加工をおこなうことが多い。PPはフィルムなので焼却時にダイオキシンが発生するものもあり、その場合は環境問題への考慮も必要になる。最終的には、紙とPPを剥離して分別し処理しなければならない。