ぐっさんの簡単レタッチ術 その16

こんにちは!
飯田橋店の山口です。

今回は「色相・彩度」についてお話をしたいと思います。

「色相・彩度」も「特定色域の選択」と同様にわりとよく使う色調補正コマンドです。
まずはこのように

「レイヤー」→「新規調整レイヤー」→「色相・彩度」を選びますと、
下のようなダイアログが出ます。

「色相・彩度」では、
特定の色系の色相・彩度・明るさを調整できます。

この中の赤枠で囲ったところをクリックすると・・・

このようにポップアップメニューが出てきて、
上のマスターとレッド系〜マゼンタ系まで6つの色域を選択できます。

マスターを選択するとすべてのカラーを一度に調整できるようですが、
自分的にはこれは画像全体をちょっと鮮やかにしたい時使ったりします。

明度については、明るさ等の補正は「トーンカーブ」で行う事がメインなので、
使用頻度はあまり多くはないかも知れません。

まずは色相についてですが、ダイアログの下の方にこのようなカラーバーがありますが・・・

上のバーが補正前、下のバーが補正後の状態を示しています。
色相の数値は-180〜+180まで入力できるのですが、
この図のような感じをイメージしていただくとよいかも知れません。

マイナスにしてもプラスにしても数値を増やしていくと、
近い色相からだんだん遠い色相へと変化していきます。

試しにこんな画像があったとして

判りやすいように大幅に色相を変えてみます。

緑色のカエルの画像なので、グリーン系を選択します。
すると、赤枠で囲った所なんですが、
二個のひし形と長方形がでてきます。

次回詳しくお話しますが、
これはこのあたりの色相を編集する事を示しています。

まず色相に-120と入力してみます。
すると、カラーバーの下の部分の色が赤く変化しました。

画像は下のような色に変化しました。

今度は色相に+120と入力してみます。すると、カラーバーの下の部分の色が青紫に変化しました。

カエルの色も青紫に変化しました。

ちょっと極端な例でしたが、
「色相・彩度」のコマンドではこのようにある色域を選択して、
その色相を変化させる事ができます。
ただ、やりすぎると色調が部分的に、
もしくは広範囲におかしくなったりすることもありますので注意が必要ですね。

さて、次回は「色相・彩度」のダイアログの下のカラーバーについての説明と、
『彩度』のちょっと便利な使い方についてお話します。

ではまた次回