ちいさなうさぎ

いつも帆風スタッフブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
5月より飯田橋店営業に配属になりました、青木です。

1年間内勤センターで培った経験を活かせるよう、
尊敬する先輩方の背を追いながら、営業として日々精進して参ります!

 

さて、話はガラッと変わりますが、皆様は幼少の頃から愛してやまないキャラクターはいますか?
ちなみに私が大好きなキャラクターは、この子です!

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かわいい!!!!!!!!!!・×・

ご存知の方がほとんどだと思いますが、こちらのキャラクターは『ミッフィー』と言って、
オランダのデザイナー、ディック・ブルーナによって描かれた絵本に登場する、
主人公のうさぎの女の子です。
蘭名では『ナインチェ・プラウス』、和名では『うさこちゃん』として、
誕生60周年を迎えた現在もなお、世界中の子ども達に愛読され続けています。
(写真は渋谷PARCOのミッフィーカフェと、石川県21世紀美術館のブルーナ展で撮影したものです)

いい歳してまだキャラクターが好きだなんて恥ずかしい!と思われるかも知れませんが、
ミッフィーには大人になった今だからこそ、深く考えさせられる要素が多く見受けられますので、
今回はその一部をご紹介させていただきます。

■色づかいについて
作者のブルーナは、ミッフィーの物語を描く中で、たった6色の色しか使用しません。
この6色にはそれぞれに意味があり、

赤=喜び、楽しさ
黄色=明るさ
緑=安心、自然
青=悲しみ、静けさ
茶=落ち着き
グレー=バランス

という色の使い分けによって、場面ごとのストーリー性が巧みに表現されています。

■ミッフィーの『向き』について
ミッフィーは朝起きる時も、ごはんを食べる時も、友達と話をする時も、
夜眠る時も、いつも正面向きで描かれています。
これは、「嬉しい時も悲しい時も、決して目を逸すことなく、
読者の子ども達と正直に向き合っていたい。」というブルーナの深い慈愛の表れです。

しかし、いつも読者の心に寄り添い向き合うミッフィーが、
一度だけうしろを向いた事がシーンが描かれている物語があります。
それは『ミッフィーのおばあちゃん』(講談社)という絵本なのですが、
何故この時だけミッフィーはうしろを向いているのでしょうか?
(答えは皆様のご想像にお任せします)

一見シンプルなようで意外と奥深いミッフィーワールドに、
是非足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。(長文失礼致しました…)