こんにちは!
飯田橋店の山口です。
今回はRGBのカラーモードでのトーンカーブで個別のチャンネルを動かすと
色調がどう変化していくか見ていきます。
RGBのカラーモードのトーンカーブで画像の色調を黄色っぽくしたいとしたら・・・
どうしたらよいでしょうか?
RGBですので、赤と緑と青を使うのですが、
上の図を見ると黄色がないのでちょっと考えてしまいませんか?(自分だけかも・・・)
これを見ると、レッド光とグリーン光を足すと黄色になってますね。
このように、画像の色調を黄色っぽくしたい場合は、
RGBの3色のうちR+G(イエロー)を相対的に増やしてあげるか、
又は、R+G以外のBを相対的に減らしてあげればよいかと思います。
この時、B(ブルー)がターゲットである黄色(イエロー)の補色である事に注目して欲しいと思います。
今回はBチャンネルのトーンカーブを操作してみます
ブルーの中間点にアンカーポイントを置きます。
変更前の数値である「入力」が「128」、変更後の数値である「出力」も「128」です。
試しに、ブルーチャンネルのカーブを下げて出力を80にしてみると、
RGBの3つの光のうち、ブルー光が相対的に弱まった事で画像の色調が黄色くなりました。
画像が青っぽく(正確には青紫)なります。
ですので、逆に画像から黄色っぽさを減らしたい時は、こ
ようにブルーを増やすか、又はR+G(イエロー)を相対的に
減らしてあげればよいかと思います。
以下、他のチャンネルでも見ていきましょう
レッドを減らすと補色であるシアン(青緑又は藍)調になります。
これまでの事をまとめますと・・・
・レッドのカーブを上げる →赤っぽくなる
・レッドのカーブを下げる →その補色であるシアン
(青緑又は藍)っぽくなる
・グリーンのカーブを上げる→緑っぽくなる
・グリーンのカーブを下げる→その補色であるマゼンタ
(紅)っぽくなる
・ブルーのカーブを上げる →青紫っぽくなる
・ブルーのカーブを下げる →その補色であるイエロー
(黄色っぽ)くなる
つまり、3原色とそれぞれに対応する補色を覚えておけば、
色の調整もやり易いといえそうですね!
それには、この図があると便利なのですが
レタッチする時は、この図が手元にないことが普通だと思います。
では、そんな時にどうしたら良いでしょうか?
このことを次回考えてみたいとおもいます。
ではまた次回