4月1日

こんにちは、帆風池袋店の篠塚です。
本日は4月1日。そう、世に言うエイプリルフールです!
すっかり定着したこの日、近年はいろんな企業が工夫を凝らしたネタを提供したりと、
楽しみにしている皆さんも多いのではないでしょうか。

しかしながらこのエイプリルフール、
意外と由来については知られておりません。

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キッチナーの募兵ポスター:Wikipediaより引用

1915年、第一次世界大戦の最中、
イギリス本土に侵攻したドイツ軍は、イギリス陸軍の抵抗による敗戦のため、
戦線離脱して撤退戦を強いられておりました。
撤退線の途中、負傷したドイツ軍兵士38名は、小さな農村の教会へ駆け込みます。
そこにいたのがダニエル・A・エイプリル神父でした。
彼は敵軍であるドイツ軍兵士を地下に匿い、
追手のイギリス陸軍の詰問に対し、
彼は傷ついた兵士を庇って嘘を貫き通しました。

結果ドイツ軍兵士は本国へ無事帰還することができ、
家族との再会を喜びました。
しかしながら神父はそのことからイギリス政府、教会から激しい糾弾を受け、
失意のうちに病気からこの世を去ります。

戦後このことが公になると、彼の勇気が称えられ、
命日である4/1が記念日に制定されました。
そして嘘をついて人々を救ったことから、
「嘘をついてもいい日」と制定されたとのことです。

つまり「April`s Fall」=「エイプリルの命日」
これが日本に伝わった際に「エイプリル・フール」と間違って伝わってしまい、
現在日本では「エイプリルフール」と呼ばれ定着しました。
イギリスではこの日12時にビックベンの鐘が鳴り、
彼の死を慈しむ習慣が今でもあるようです。

 

そう、賢明な読者の皆さまはもうお気づきですよね。
上記文章はすべて嘘であるということに。

皆さまもエイプリルフール、存分に楽しんでください。