ぐっさんの簡単レタッチ術 その8

こんにちは!
飯田橋店の山口です。

トーンカーブの4〜5回目は、RGBとCMYKの操作方法の違いについて、考えてみたいと思います。

まず、RGBモードの初期設定では以下のようになっていると思います。

01RGBのカーブ

ハイライトが右上で、シャドウが左下に来てカーブを上げると画像が明るくなって、カーブを下げると暗くなりますね。

例えば、この様な画像があったとして
02優樹2

RGBモードでカーブを上げると画像は明るくなり
03RGB明るく

カーブを下げると暗くなります。
04RGB暗く

ところで、パソコンのディスプレイやテレビなどは、それ自体が光を
発していますが、その元になっているのがRGBで「光の3原色」と
呼ばれています。

RGBの数値がすべて(0,0,0)の時、つまりまったく光を発してない
時は黒色になりますが、数値が最大(255,255,255)の時に白色に
なります。

このRGBの3色を組み合わせることで様々な色を生み出し
ているそうです。

色を混ぜると明るくなるので・・・
これを「加法混色」というそうです。

こんな図に見覚えがあるかと思います・・・
08加法混色

R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)すべてが交わった部分が
白くなっていますね!

そんな訳で、RGBモードでトーンカーブを操作する時、カーブ
を上げると画像は明るくなるのですが、自分は「光が強くなる
程明るくなるんだな」とイメージして操作しています。

ところで、補足になりますがここでもう一度下図を見てください。
09加法混色

R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)すべてが交わった部分が
白くなっていますが、レッドと(ブルーグリーンの混色ででき
た)シアンを混ぜると同様に白を生みだせます。

このような2色の関係を、お互いに「補色の関係にある」とい
うそうです。

つまり、レッドシアングリーマゼンタブルーイエロー
は補色の関係になるのですね。これは覚えておくと役に立つ
時がくるかも知れません・・・

さて、次回はCMYKモードでの操作について考えてみたいと
思います。(うーん、予定がずれ込んでいってしまいます〜)

ではまた来週